6月に3分割で公告 帯広畜産大畜産複合センター改築初弾

2022年03月16日 17時20分

 帯広畜産大は、畜産フィールド科学センター再開発で、仮称・畜産複合センター改築の初弾を6月上旬にも一般競争公告する見込みだ。S造、平屋、延べ4824m²の規模で、このうち西側の2390m²を整備する。主体、電気、管の3分割を検討。8月中旬に着工し、西側部分は2023年1月末の完了を目指している。

 畜産フィールド科学センターは、帯広畜産大キャンパスに隣接する帯広市川西町西3線19に位置。畜産生産を中心とした実践教育や研究の拠点となっている。教育の質を高める基盤施設として施設群全体を再開発し、点在する施設の集約や機能強化を図る。S造が中心の施設群は、1974―76年にかけて建設した。

 畜産複合センターは、次世代教育モデルファームとして1―4期に分けて整備する。1、2期は西側、3、4期は東側を対象とする。施設群の機能を畜産複合センターに集約し、総面積を約9%抑制する方針だ。カーボンニュートラル社会を踏まえてZEB認証施設とした。飼養管理の効率化と衛生管理強化に向けて機能別ゾーンを配置する。

 22年度は1、2期の対象である牛舎と搾乳舎の整備を予定。建設地の既存建物4棟、延べ1446m²は7月中旬から解体する。牛舎は延べ1090m²、搾乳舎は延べ1300m²の規模。いずれも上部構造はラーメン構造、基礎部分はラップルコンクリートを想定。設計は岩見田設計が担当し、6月中旬ごろ終える見込みだ。

 3、4期は畜乳加工や農機具、管理実習スペースの配置を想定する東側の改築を計画している。


関連キーワード: 十勝 学校 畜産

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

北海道建設新聞社新卒・キャリア記者採用募集バナー
  • 東宏
  • 古垣建設
  • オノデラ

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

丸彦渡辺建設が31日付で清水建設の子会社に
2023年05月12日 (16,234)
上位50社、過去16年で最高額 22年度道内ゼネコ...
2023年05月11日 (8,171)
熊谷組JV、道新幹線トンネル工事で虚偽報告
2023年05月08日 (5,718)
ラピダスの工場新築で関連企業から多数の問い合わせ
2023年05月25日 (5,490)
砂川に複合型施設オープン シロの福永敬弘社長に聞く
2023年05月22日 (4,686)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓 new

おとなの養生訓
第255回「内臓脂肪蓄積」。ポッコリお腹は悪性肥満、生活習慣の改善が必要です。

連載 ごみの錬金術師

ごみの錬金術師
廃ガラス製品を新たな姿に。道総研エネ環地研の稲野さんの研究を紹介。

連載 行政書士 new
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第30回「職業的背景で変わる視点」。経営には慎重かつ大胆なバランスの良い判断が必要となります。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第32回「確実に伝えたい色」。青と黄色は色覚に左右されにくい「伝える色」です。