道建設部建築局は、2022年度に営繕工事の総合評価方式に用いる施行成績評定の業者別平均点と過去5カ年の受注件数をまとめた。平均点が85点以上となり「工事施行成績」の評価項目で最高点の7・5点を獲得できるのは、建築で宮坂建設工業、大林組、戸田建設の3者だった。続く7点は、建築31者、電気7者、管2者となる。
業者別平均点は、過去8年間(14年1月1日―21年12月31日)に引き渡しが完了した工事の評定平均が基本となる。実績がない業者は65点としている。「工事施行成績」の得点ランクは10段階で、施行成績平均点が85点以上で最高の7・5点が付与され、以下2点ごとに0・5点刻みで設定している。
平均点のトップは建築が宮坂建設工業の85・5点、電気がアサヒ、旭栄ミヤコ電業、遠軽電機、面工業の84点、管が岡田商会と朝日工業社の83点だった。
過去5カ年の受注実績は、地域建設業経営環境評価に用いるもので、評価比率が0・25を下回ると評価点3点が与えられる。受注件数が最も多かったのは、建築、電気、管の3工種とも伊藤組土建で13件だった。
公表分はA等級のみ。業者別の施行成績平均点と受注件数は建築局のホームページでも公開している。
22年度総合評価方式の「工事施行成績」の項目で、A等級のうち7・5点と7点を付与される業者と平均点は次の通り。(カッコ内は本社所在地)
◆7・5点
◇建築▽宮坂建設工業(帯広)85・5点▽大林組(東京)85点▽戸田建設(東京)85点
◆7点
◇建築▽菱中建設(札幌)84・5点▽高木組(函館)84・3点▽星組渡辺土建(森)84点▽澤田建設(北斗)84点▽明匠建工(函館)84点▽赤石建設(余市)84点▽松谷建設(北見)84点▽北洋建設(北見)84点▽小野寺組(釧路市)84点▽大成建設(東京)84点▽田中組(札幌)83・8点▽岩田地崎建設(札幌)83・5点▽伊藤組土建(札幌)83・5点▽サンエービルド工業(富良野)83・5点▽多東組(旭川)83・5点▽田島緑地前川コルポラッション(北斗)83・3点▽高組(旭川)83・3▽菅原組(旭川)83・3点▽岩倉建設(札幌)83・2点▽北成建設(北見)83・2点▽萩原建設工業(帯広)83・2点▽西岡国昭建設(札幌)83点▽工藤建設(森)83点▽横関建設工業(倶知安)83点▽福島工務店(小樽)83点▽山崎組(美深)83点▽岸田組(旭川)83点▽石田兼松八興建設(旭川)83点▽東成建設(旭川)83点▽丸田組(網走)83点▽鐘ケ江建設(北見)83点
◇電気▽アサヒ(旭川)84点▽旭栄ミヤコ電業(旭川)84点▽遠軽電機(遠軽)84点▽面工業(佐呂間)84点▽北弘電社(札幌)83・4点▽稲井電機(旭川)83点▽中央電設(旭川)83点
◇管▽岡田商会(知内)83点▽朝日工業社(東京)83点