舗装67者、鋼橋上部は21者
道建設部は、2022年度に建管発注工事の総合評価方式で適用する施行成績評定の業者別平均点をまとめた。平均点が93点以上となり、「工事施行成績」の評価項目で最高の7・5点を付与されるのは、一般土木が391者、舗装が67者、鋼橋上部が21者。前年度と比較すると、一般土木は69者、舗装は15者、鋼橋上部は3者それぞれ上回っており、一般土木A2、Bを中心に平均が高得点台にシフトしている。
「工事施行成績」の評価は、過去2年間(20年1月1日―21年12月31日)に完成通知を受け、その後引き渡しが完了した工事の評定点平均が基本となる。この間に実績がない場合は、過去4年間(18年1月1日―21年12月31日)、鋼橋上部については過去8年間(14年1月1日―21年12月31日)の平均点で評価。それでも実績がない場合は65点になる。 評価点は0・5点刻みに10段階で設定。最高は平均93点以上で7・5点だが、22年度の総合評価方式ガイドライン改正で、地域選択項目として各建管が93点を超える新たな得点区分を設定し、最大7・75点を付与することが可能となった。現時点で小樽建管などがこの得点区分を設けているが、他の建管は検討中だ。 平均点の分布状況を資格別に見ると、一般土木で最高点を獲得できるのはA等級のA1区分が80者、A2区分が184者、B等級が119者、C等級が8者。合計は391者で、一般土木の有資格者2884者の13.6%を占めている。
一般土木で最も高い平均点は99点で、A1区分の鈴木東建、A2区分の中山建設が獲得。B等級は伊丸特殊工事、萬和建設、川村組、永井工業の97点、C等級はジャパンライフと八幡重機の95点が最高だった。
舗装はA等級の61者、B等級の6者に最高点が付与される。平均点のトップは、A等級が東光舗道の96・8点、B等級が川田工業、協成建設、上田コンクリート工業所、松本組の95点だった。
鋼橋上部の最高点付与は21者で、平均点は渡辺組の98点が最も高かった。