函館市は都市計画道路3・4・66号日吉中央通湯川工区の初弾工を5月末ごろ一般競争公告し、6月に入札する。460mにわたり道路改良をする考え。区間を2分割して発注する見通しだ。
日吉中央通湯川工区は、湯川町2丁目の道道函館上磯線との交点から函館ラ・サール学園グラウンド沿いを通り、日吉町1丁目の都市計画道路3・4・47号文教通との交点までの900m区間。函館新外環状道路日吉ICが近いことから、交通が分散するよう道路を改良するほか、歩道を整備して安全性を向上させる。
現況は車道4.5―4.8m、片側歩道0.5―1mで、車道と歩道はガードパイプで区切っている。
これを車道9m、両側歩道3.5mの全幅16mとする。グラウンド隣接部は道路との間に高低差があるため擁壁を設ける。このほか、用地買収1275m²、移転補償9戸、物件調査7件に取り組む。
事業期間は2018―24年度。21年度まで調査・設計や用地買収、移転補償、グラウンドへの仮設フェンス設置などを進めた。22年度はグラウンド沿いの道路改良460mと擁壁352mを施工する。この区間は18年度にリージャストが実施設計をした。
これとは別に進めている道道函館臨空工業団地線付近の3工区(延長100m区間)では道路改良22mを予定している。22年度は用地買収を進め、23年1月ごろの入札を目指す。
工事費や用地買収費、移転補償費などを含む両工区の22年度予算に7億6650万円を措置。工期は23年3月末までとしている。