主体、4月にも発注
新ひだか町は4月にも仮称・新ひだかアイヌミュージアム整備のうち、シャクシャイン記念館改修主体を一般競争で公告、入札する予定だ。電気、機械、監理はそれぞれ5月に指名競争入札する考え。主体の概算工事費は1億―2億円としている。
同ミュージアムは地域のアイヌ文化振興や魅力発信、人々の交流の場形成を目的に構想。北電総合設計が2021年度末までの業務期間で実施設計を担っている。
静内真歌7の1にある真歌公園内に建てる。22年度にシャクシャイン記念館、23年度にアイヌ民俗資料館をそれぞれ改修。これらをつなぐように多機能型生活館を24年度に新設し、一体的な施設にする計画だ。
シャクシャイン記念館の規模はS造、平屋、延べ340m²。主体は建築Aを対象とする。アイヌ語で「プ」と呼ばれる倉庫(延べ18m²)を新設するほか、記念館のトイレ改修や儀式空間拡張などを施す。工期は9カ月を見ている。
工事・委託費は電気と機械が1000万―2500万円、監理が500万―1000万円。いずれも工期・業務期間は9カ月としている。