10月供用開始予定
JR北海道は24日、2030年度の新幹線札幌駅開業に向けて進めている現札幌駅のホーム新設工事を報道陣に公開した。10月に供用開始予定の11番線ホームで、現在最も北に位置する10番線のさらに北側。長さ140m、幅8mと同駅内では一番短いホームとなる。
清水建設・伊藤組土建・札建工業共同体で20年5月に着工。現在は駅1階からホーム階に上る階段などを施工中で、5月にはエレベーター、エスカレーターの工事も始まるという。札幌新幹線工事事務所の扇谷正剛次長は「10月の開始に向けて工事は順調。関係者で分担して安全に進めたい」とコメントした。
11番線の供用と同時に、現在最も南側にある1番線を廃止する。番号は付け直さず、札幌駅ホームは2番から11番の体制となる。1番線のスペースには新幹線専用の線路を通す計画だ。
今後は6月をめどに、北5西1丁目地区で新幹線駅の高架橋工事に着手。同月末には西5丁目の商業施設サツエキBridgeを閉じ、9月末にパセオも閉館して駅内部を工事する予定だ。