早期に発注目指す
浦河町は2022年度、町学校給食センター建て替えの基本計画策定業務を公募型プロポーザルで発注する見通しだ。公告時期は未定だが、年度末までの業務期間で十分に検討を重ねるため、準備ができ次第早期の発注を目指す。
荻伏町20にある給食センターはS造、平屋、延べ330m²の規模。町内の小中学校に1日940食を提供している。1970年の供用開始で現行の耐震・衛生基準を十分に満たしているとは言えず、安全確保のため建て替える。建設地は今後決める。
新施設は、現在の提供食数のまま更新する場合で、延べ1200m²程度の規模を見込む。ただ、将来的に町の児童・生徒数の減少が想定されるため、福祉施設への給食や災害時の配食拠点とすることも視野に基本計画で施設の方向性を定める。
基本計画策定のプロポーザルでは、建設地や活用できる補助金を含め総合的な提案を求めたい考え。対象は単体とする見通しだ。順調に進めば、23年度の基本設計、24年度の実施設計を経て、25年度から2カ年で施工し、27年度当初の供用開始を見込む。