エヌ・ティ・ティ都市開発(本社・東京)は30日、賃貸マンションの「ウエリスアーバン桑園」を報道陣に公開した。ウィズコロナを見据えて非接触ボタンのエレベーターの設置や、テレワークに対応するためインターネット環境を充実させている。
札幌市中央区北5条西15丁目1の12の社宅があった土地に新築。31日から入居を開始する。
RC造、10階、延べ2975m²の規模で、2LDK9戸、1LDK54戸の計63戸。設計はアルファコート、施工は主体、設備一括でイチケンが担った。
エントランスには自動ドアを備え、非接触ボタンのエレベーターを採用。自室まで共用部分に触れることなく入室できる。NTT東日本が提供する光通信回線「フレッツ光」を全戸に導入している。
公開した1LDKの部屋は、各居室の収納性に優れ、対面キッチンを置いたスタイリッシュなデザインとなっている。
社宅跡地の売却や有効活用を進めるNTT東日本グループは、2021年から札幌市内で賃貸マンション開発に取り組んでいる。エヌ・ティ・ティ都市開発の担当者は「札幌中央区を中心に年2棟の供給を目指したい」と話している。