乙部町が特養建て替え、5月指名 主体、電気、機械に分割

2022年03月31日 17時15分

 乙部町は、特別養護老人ホームおとべ荘移転新築を主体、電気、機械に分割し、さく井と合わせ5月上旬の指名、同下旬の入札を予定している。延べ約2800m²の規模。最短で6月の着工を目指す。本体に先立ち、盛り土、擁壁などの造成を今月中旬に指名、5月上旬に入札する考えだ。

ケアセンターと廊下でつなぐ

 元和にあるおとべ荘は、1980年に供用開始。老朽化が進んでいることから建て替える。岡田設計(本社・札幌)が設計を担った。

 新施設はW造、平屋で、車庫やポンプ室などを含め延べ2843m²の規模。建設地は緑町704の3で、隣接する在宅福祉保健複合施設ケアセンターおとべと渡り廊下でつなぐ。職員などのスムーズな移動を可能にするほか、新型コロナウイルス感染症対応など不測の事態にも備えやすくする。

 全室個室のユニットタイプとし、全54室を設ける計画。施設の一部には乙部町産のスギなど地域木材も使用する。駐車場は新たに35台分を設け、現在のケアセンターおとべの28台と合わせ63台分を確保する。

 総事業費は18億8000万円。2022年度は造成に4950万円、本体に約6億円の支出を見込んでいる。

 6月ごろの定例町議会会か臨時会で契約の議決を得て着工。23年9月の完成を予定する。同10月の供用開始に合わせて現施設を解体する。跡地の活用方法は検討中だ。


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