室蘭港中央埠頭旅客船バースに29日、商船三井客船の「にっぽん丸」が接岸した。新型コロナウイルス感染症拡大でクルーズ船の寄港が中断されていたため、室蘭港へのクルーズ船寄港は約2年半ぶりとなる。
にっぽん丸は全長166m、総㌧数2万2472㌧。26日に横浜港を出港し、28日の函館港を経て室蘭港に寄港した。乗客は180人余りで、室蘭への寄港は8回目となる。
この日、乗客は白老町内の民族共生象徴空間や洞爺湖温泉など管内、市内の観光を楽しんだ。中央埠頭には市民らが大型客船を見ようと訪れ、室蘭市港湾部の職員が検温などの対応に当たった。
船は午後6時に出港し、次の寄港地である岩手県大船渡港に向かった。
中央埠頭旅客船バースは水深9m、延長241m。1999年に供用した。