土木、営繕ともに上昇
札幌市財政局は4日、2021年度に完成した工事の施行成績評定を明らかにした。土木と営繕を合わせた1152件の平均点は前年度を0.6点上回る77.6点で、5年連続で上昇。土木系の平均点は0.5点アップの78.2点、営繕系も1点上回る76.3点となった。最高点は土木系の新川処理区Ⅵ―1000北6条西12丁目ほか下水道新設(杉原建設)の93点だった。
設計金額500万円以上が対象。土木系は48件減の782件、営繕系は建築が9件増の102件、機械が3件増の120件、電気が16件減の148件だった。
土木系は最高点が93点、最低点が53点。点数分布の割合は、85点以上が6.9%、80―84点が26.4%、75―79点が49.6%、70―74点が15.6%、65―69点が1%、64点が0.5%。80―84点と75―79点の層で拡大した。
杉原建設は最高点工事のほか、3・3・83山本通北13条・北郷通―厚別西4条本通線間箱型函渠新設で92点、新川処理区Ⅵ―1000北8条西13丁目ほか下水道新設で91点を獲得した。
営繕系の最高点は建築が84点、機械が86点、電気が83点で、最低点は建築が62点、機械が67点、電気が65点。工種別の平均点は建築が0.8点アップの76点、機械が1.8点上昇の76.6点、電気が0.5点上回る76.3点となっている。
得点分布は85点以上が1.6%、80―84点が21.1%、75―79点が45.9%、70―74点が27.6%、65―69点が3.5%、64点以下が0.3%。85点以上、80―84点の層で伸びた。
営繕系の最高点は、札幌コンサートホール改修冷暖房衛生設備(ふじ研究所)、札幌コンサートホール改修空調設備その1(池田煖房工業)、生涯学習総合センター改修空調設備その2(北海道アサヒ冷熱工事)の3件で86点だった。