実施設計、6月7日指名
稚内建管は2022年度、利尻町内にある御崎漁港の機能保全を新規事業化した。老朽化施設を補修しライフサイクルコストの低減を図る。当初予算に北防波堤など4施設の補修に向けた実施設計費を盛り込み、6月7日に指名通知する予定だ。
利尻島西南部の利尻町仙法志に位置する御崎地区は、岩礁帯となっている沿岸で昆布養殖やウニ漁、タコ漁などが営まれ、地域の水産業の一端を担う。また、同漁港では、前浜で漁獲される昆布やウニの陸揚げが行われる拠点であり、利尻礼文圏域においての生産拠点漁港に位置付けられている。
一方で、漁港施設の老朽化が進んでいることから補修を施すことでライフサイクルコストの低減を図る。対象となる施設は、北防波堤と西防波堤、マイナス2.5m物揚場、用地護岸の4施設。事業期間は26年度までで、総事業費は1億7000万円を試算している。