当別町の義務教育学校「とうべつ学園」が8日に開校する。当別小と当別中を統合した9年制の学校で、児童・生徒数は426人。校舎は中央部を吹き抜けとし、明るく開放的な造り。町産を含めた道産木材を活用したほか、亜麻の花をイメージした配色を施している。
RC一部S造、3階、延べ1万2295m²の規模で、下川町125に新築した。総事業費は63億2450万1000円に上った。
1階に1年生の教室や職員室、図書室、2階に2―4年生の教室や理科室、3階に5―9年生の教室や音楽室、美術室などを配置。2階や3階の空きスペースはステップテラスとして勉強や遊びなど自由に使える。
1―4年生を基礎期、5―7年生を充実期、8―9年生を発展期と位置付け。5年生からの一部教科担任制や部活動への参加などを通して、中1ギャップの解消に努める。
中村伸次校長は「校舎が一体になり、これまでの小中一貫教育から新しいステージに入る。充実した教育を提供したい」と話している。
■工 事 メ モ
▽地質調査=東京ソイルリサーチ▽測量=都市整備コンサルタント▽設計=北海道日建設計▽主体=岩田地崎建設・辻野建設工業・後藤組JV▽機械=恒完工業・大栄建工JV▽電気=橋本電気工事・平電気商会JV▽外構=新昌建設・当別舗道JV▽木質バイオマスボイラ設置=大栄建工