白糠町は、道の駅しらぬか恋問移転改築の事業者を公募型プロポーザルで7月にも公告する。町で初めて設計、施工、管理運営を一括委託するDBO方式を採用。民間の柔軟な発想力を活用し、魅力的な施設を目指す。2025年春の大型連休前のオープンを見据える。
釧路市と白糠町を結ぶ国道38号沿いの恋問3丁目3の1にある同施設は、地域活性化を目的に1991年から92年にかけて整備した。物産センター(RC造、2階、延べ825m²)とトイレ部分(RC造、2階、延べ208m²)で構成。敷地面積は1万521m²で、109台分の駐車場を備える。海沿いで景観が良く、レストランで提供している豚丼は「北海道道の駅弁」の第1号に認定されていて人気が高い。
建設候補地は現施設の西側の恋問3丁目2の1、2で、敷地面積は3万9730m²。21年度は基本構想策定をドーコンに依頼し、施設を鉄塔よりも白糠町側に整備することや、150台程度の駐車スペースを確保することを決めた。
22年度予算に事業者選定サポート費1700万円、地質調査費450万円、環境調査費440万円を盛り込んだ。プロポーザルでおおよその形状や必要な機能、階数などの提案を求める。事業者を年内に選定し、12月の定例町議会に設計費を盛り込んだ補正予算案を提出する見通し。24年に着工するスケジュールを描く。