余市町は、し尿・浄化槽汚泥受け入れ施設新築の土木・主体工事に8月にも着工する計画だ。発注を委託する日本下水道事業団が6月に一括で一般競争公告し、7月に入札する見込み。RC造、地下1地上2階、延べ560m²の規模とし、2カ年で施工する。2023年度には電気・機械を発注予定で、24年度の事業完了を目指す。総事業費は15億円を試算している。
町内で発生したし尿や浄化槽汚泥は、栄町150にある北後志衛生施設組合衛生センターで処理している。1969年の完成で老朽化が進むが、建て替えには多額の費用が必要となる。
し尿・浄化槽汚泥の発生量が減少傾向にあることなどを踏まえ、登町136にある余市下水処理場の敷地内に受け入れ施設を新築し、下水処理水と混合して処理する方法がコスト縮減にもつながると判断した。
受け入れ施設の搬入量は1日当たり50㌧を見込む。22年度当初予算に土木・主体工事の委託料2億8000万円を計上。完成は23年度末の予定だ。
実施設計はオリジナル設計が担当した。