川湯保育園移転改築に6億円 弟子屈町が23年度着工目指す

2022年04月15日 17時05分

青少年会館跡への移転計画

 弟子屈町は、川湯地区にある川湯保育園の移転改築を計画している。建設予定地は利用を休止している青少年会館跡地で、現保育園と同規模の施設を想定。事業費は6億円を見込む。2022年度は青少年会館の解体と基本・実施設計を進め、23年度の着工、24年4月の供用開始を目指す。

築40年以上が経過し、老朽化が進む川湯保育園

 川湯温泉4丁目66の6に位置する川湯保育園は1978年建設で、RC造、平屋、延べ812m²の規模。0歳から5歳児までを受け入れている。建設から40年以上が経過し、設備の改修・修繕費の増加が想定されるため、早期の建て替えに取り組む。

 建設予定地は、町道川湯本通敷島線に面する川湯温泉4丁目69の4で、青少年会館の解体跡地とする。同会館はRC造、2階、延べ1250m²の規模で73年に建設。西側の川湯農村センター(RC造、平屋、延べ388m²)、北側の川湯福祉の湯(RC造、平屋、延べ143m²)と渡り廊下でつながった構造となっている。

 地域の少年団活動や宿泊研修などに利用されてきたが、老朽化のため19年から利用を休止。近隣には川湯小もあり、保護者の送迎の利便性などに配慮し、跡地の活用を決めた。

 解体は青少年会館のみとする。施設内の電気設備移設は宮田電気が担当。解体を含む建設地造成は18日に入札する。

 新施設の基本・実施設計は指名型プロポーザルで月内にも指名する。現施設と同規模を想定し、22年度は外構設計を含む基本・実施設計を進める。23年度に着工し、24年4月の供用開始を予定する。

 また、建設地が国立公園内にあり、町はゼロカーボンの取り組みを推進しているため、新施設には地中熱ヒートポンプを採用し、環境に配慮する考えだ。


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