参加表明28日から受付 8月に事業者決定
大樹町は20日付で北海道スペースポート整備のうち、LC―1射場土木と滑走路延伸の設計施工を総合評価方式で一般競争公告した。28日から5月27日まで参加表明書を受け付け、7月29日の入札、プレゼンテーションを経て8月3日に事業者を決める。2023、24年度は事業者と随意契約し、建築や滑走路延伸に取り組む予定だ。
3カ年で計画する北海道スペースポート整備の第1期工事となる。建設地は浜大樹80ほか。人工衛星輸送用ロケットを打ち上げるLC―1射場を新設し、宇宙船開発実験などに使うため滑走路を延伸する。
今回は、造成舗装や水道工事、プラント設備を調達。加えて、1000mある町多目的航空公園滑走路の300m延伸に向けて詳細設計をする。町の22年度当初予算には、LC―1射場の詳細設計と土木工事費に6億7500万円を計上した。
建築工事などは23年度以降に、滑走路延伸は24年度の着工を目指している。
参加要件は、単体が道内に本店・支店があり、町の入札参加資格を持つ者。特定建設工事共同体は全構成員が町の入札参加資格を持ち、1者以上が道内に本店・支店を有すること。
元請け実績として1万m²以上の造成、空港施設やヘリポートの調査・概略・詳細設計、延べ1000m²を超える軽量S造の建築設計を求める。
参加表明書提出は持参のみで、総務課管財契約係に提出する。入札説明書は町のホームページで閲覧できる。
28日には現場説明会を開く。申し込み・問い合わせは企画商工課航空宇宙推進室、電話01558(6)2113まで。