一昨年の大雪による修繕延期で申し込みが殺到―。岩見沢プレミアム建設券事業実行委員会が申し込みを受け付けていた2022年第1回建設券販売で、募集した7200口に対し、約1.5倍の1万905口の申し込みがあった。6月募集の第2回販売分も狭き門となりそうだ。
プレミアム建設券事業はことしで8年目。1口5万円で、5万7500円分の工事が可能。購入は1世帯20口まで。市内の未着工の住宅や店舗併用住宅の新築、増改築、修繕、解体、外構などが対象で工事完了期限は11月30日までとしている。
ことしは1万800口で6億2100万円分を用意し、市内の195事業者が登録。販売は対象工事の着工日で区分して2回目の抽選を行うこととし、1回目に7200口分、2回目に3600口分を割り当てた。1回目の抽選会は18日に実施し、当選は7203口となった。2回目は6月15日以降に着工する工事が対象。6月1―10日に申し込みを受け付け、同15日に抽選する。
実行委員会の担当者によると「一昨年の大雪の影響による屋根や外装の修繕など事業者の手が回らずに延期したケースが多いようだ」と話す。
21年は当初、ことしと同じ販売口数を設定したが、大雪で家屋の損壊が多かったことから特例措置として、抽選せずに最終的に1万9152口販売。予想を上回る件数に事業者側が対応できなくなりキャンセルが20年の1.9倍に増えていた。(岩見沢)