総額45%増に 留萌管内8市町村22年度の工事請負費

2022年04月27日 16時55分

苫前、遠別、天塩の3町は2倍

 留萌管内8市町村の2022年度予算に占める工事請負費がまとまった。総額は前年度当初(一部肉付け補正後)比44・5%増の100億9470万6000円。留萌市と初山別村が前年度を下回ったものの、施設の大規模改修や改築を控える苫前町など3町が2倍以上に伸びたことで、総額を押し上げた。

 伸び率を見ると、苫前町は新日本海地域交流センター大規模改修に11億2706万円を充て2・7倍と全市町村で最大の上昇となった。町立診療所新設に6億3750万円計上した遠別町は2・4倍、天塩町は役場庁舎の耐震改修に3億8280万円措置し2・1倍となった。

留萌市

 「道の駅るもい」敷地内に整備していた屋内交流・遊戯施設ちゃいるもが完成したことなどが減少要因にある。緑丘小の大規模改修に1億7560万4000円を計上。道路は北8条通と南町5号通、野本5号通の路盤整備などに計1億2500万円を充てている。

増毛町

 2カ年事業の2年目に入った特別養護老人ホーム明和園建て替えに15億8620万円を措置。11月の完成後に予定する現施設の解体には2億2567万6000円を盛り込んだ。

小平町

 継続の小平浄水場と達布浄水場の統合事業に12億8607万円を充てた。小平線と中央線の舗装、枝沢橋補修、大椴子川維持などを含む道路橋梁河川維持費には計5150万円を措置した。

苫前町

 新日本海地域交流センターでは大規模改修のほかに、1億5529万2000円を投じ物販棟増築に取り組む。とままえ下水浄化センターは機械設備更新の初弾工に着手。事業期間は26年度までを見込み、22年度は900万円を投じ照明の新設などに当たる。

羽幌町

 新規のスポーツ公園陸上競技場改修に1億2300万円を計上。芝生の張り替えや排水機能向上を図る。継続の総合体育館改修は外壁のひび割れや屋根防水などに1億5125万円を投入する。

初山別村

 雄幸橋補修が一服したことで前年度を下回った。大高橋の補修に3420万円、初山別5条線道路排水に3000万円を措置した。

遠別町

 町立診療所はRC造、2階一部3階、延べ1859平方㍍の規模で新設する。公住港団では最終棟の建て替えに1億3230万円を充て、W造、平屋、延べ317平方㍍の施設を設ける。

天塩町

 庁舎では耐震改修のほか、エレベーター1基設置に4500万円、正面玄関改修に700万円を措置する。8000万円を充て更岸5線14号橋架け換えに取り組む。下水道事業特別会計では、天塩クリーンセンターの建屋改修に1億3000万円、ポンプ設備更新に800万円を計上した。


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