設計は一括で24日入札
旭川市教育委員会は、明星中と日章小の耐震改修設計を一括で、24日に一般競争入札する。明星中は校舎の一部、日章小は校舎・屋体を共に耐震化。設計で工法を固め、2023年度の着工を目指す。雨紛小の屋体でも耐震性確保に向けた対策を検討する。
東5条1丁目にある明星中は現校舎(RC造、3階、延べ5815m²)の一部が1966―73年の建設で耐震基準を満たしていない状態。耐震改修を必要としている部分は延べ2978m²ある。
6条通5丁目の日章小は校舎(RC造、3階、延べ2739m²)が67年、屋体(S造、平屋、延べ1010m²)が71年の建設。旧耐震基準で建設されているため校舎・屋体共に耐震性能がない。
21年度には耐震診断を実施して、建て替えや耐震改修といった対策を検討。両校とも耐震改修することとし、鉄骨ブレースを外壁面に設置して躯対強度を向上させる工法を想定している。
両校の耐震改修設計は一括で24日に入札。22年度内に詳細な工法を確定するほか、23年度概算要求で工事費の交付金を要望していく。
耐震性のない学校施設で建て替えや改修の方針が決まっていないのが、神居町雨紛380にある雨紛小の屋体だ。79年建設でS造、平屋、延べ564m²の規模。建て替えも視野に入れて、耐震性確保に向けた対策を検討する。