23年度着工を計画
小樽市は桂岡小、朝里中改修の実施設計をそれぞれ6月中旬ごろに指名し、同下旬に入札する予定だ。桂岡小は耐震化、朝里中は老朽化対策などに取り組む。2023年度の着工を想定し、工期は1、2年を見込む。
桂岡町23の1の桂岡小は校舎がRC造、3階、延べ3717m²の規模で1976年度に建設。屋体はS造、平屋、延べ972m²の規模で77年度に建設した。
新光3丁目7の1にある朝里中は、建設年度が異なる3棟の校舎と屋体を渡り廊下で接続している。68年度建設の校舎1はRC造、3階、延べ2169m²、84年度建設の校舎2はRC造、3階、延べ2104m²、2016年度建設の校舎3はW造、平屋、延べ338m²。82年度建設の屋体はS造、平屋、延べ1024m²の規模となっている。
桂岡小は現行の耐震基準を満たさず、災害時には避難所としての役割があることなどから、安全性確保に向けて改修。朝里中は長寿命化を目的に取り組む。
桂岡小校舎は耐震化をはじめ、トイレや暖房設備、屋上防水の改修、LED化、屋体は耐震化とLED化を図る。朝里中は躯体の老朽化対策やライフライン更新などを検討している。
実施設計の業務期間は7月―23年2月を想定。この中で工事費を詰める。朝里中は22年度に校舎1・2部分の実施設計を進め、この部分を23年度に施工する方針だ。
工期が変動する可能性を残しているが、桂岡小は23年度、朝里中は23―24年度での施工を見込む。
22年度予算で桂岡小の実施設計に4272万4000円、朝里中の実施設計に5700万円を措置した。