保健センター移設へ
北見市は、市保健センターを移設する「まちきた大通ビル」4階フロアの改修に取り組む。工事は主体、電気、機械、木製家具に分け、電気以外の3件を6月上旬に指名競争入札する。電気は一般競争入札を見込む。工事費に4億2000万円を試算し、センター機能のほか、調理実習室やウオーキングコースなどを設ける。2023年度の完了を目指す。
建物の老朽化などの課題を抱える北6条西2丁目の市保健センターが移設する4階フロアは、2885m²の広さ。基本設計によると、センター機能のほか、各種研修会や会議が開催できる講堂、健診会場、調理実習室、市民の健康増進に向けた幅3m、1周約210mのウオーキングコースを整備する。
改修に当たっては、地域の健康と福祉を支える機能を確保し、子育て関連部局との連携拡充など保健サービスを一体的に提供できる保健活動の拠点づくりに取り組む。
フロア改修に向けた基本・実施設計は、建築をエヌケー建築設計室、設備をそうごうシステムデザインが担当した。
市保健センターは、RC造、地下1地上4階、延べ2148m²の規模で1978年に建設。市の2期総合計画4次実施計画では、24年度に解体する方針を示している。4月に実施設計を指名競争入札し、エヌケー建築設計室が落札した。
市は22年度、同ビル4階改修のほか、6階に屋内子ども遊戯場を整備する。工事は入札済みで、年度内の完了を予定している。