浦幌町北部で区画整理など

　十勝総合局産業振興部は、畑地帯総合整備中山間地域型美園地区の2023年度着工を計画している。総事業費は4億3880万円を見込む。区画整理や暗渠新設などに取り組み、排水不良を解消する。22年度は調査設計を進め、26年度の事業完了を目指す。

　同地区は、浦幌町北部に位置し、浦幌川沿いに広がる畑作4品が中心。ほ場の排水不良でくぼ地となり、小沢が点在している。経営規模の拡大や作物生産性向上のため、暗渠の排水機能を高める。受益面積は151.8ha、受益個数は19戸。

　事業の中心となる区画整理は151.8haを予定。勾配修正3.9ha、褶曲(しゅうきょく)修正34.3ha、くぼ地修正111.7haを施す。

　暗渠は96.6haを計画。このうち、66.3haは新設を見込む。残りの30.3haは合成樹脂管で径60―150mmの既設暗渠を活用。排水機能を高めるため疎水材に砂利を用いる意向だ。

　22年度は3000万円で調査設計に取り組む。工事は3億6000万円を充て4カ年で進める。