24日にも指名 資材不足懸念し工期長めに
天塩町は、下水道終末処理施設の天塩クリーンセンターの建屋改修と撹拌(かくはん)機更新をそれぞれ24日にも指名し、6月6日に入札する。外壁などの長寿命化を図る。資材不足の影響を考慮し、工期は余裕を持たせる方針だ。
川口1464の49に位置する同施設は、2000年5月に供用開始した。施設規模はRC造、地下1地上3階、延べ2397m²ある。処理方式はオキシデーションディッチ法を採用し、1日当たりの処理能力は1660m³。処理した汚水は天塩川に放流している。
建屋は経年劣化のほかに、塩害の影響も受けている。このため外壁全面にわたる1420m²を塗り直す。屋上防水はアスファルト防水530m²と200m²でFRP防水を施す。正面玄関の扉も立て付けが不良のため取り換える。事業費は9760万円を試算する。
撹拌機は2基あり、どちらも供用開始時から使用している。このうち1基の更新に900万円を見積もる。
工期は建屋改修と攪拌機更新のどちらも23年3月を見込む。建設課では、新型コロナウイルス禍による物流の停滞や資材不足を懸念し長めに設定したとしている。