工事費は3億円
北見市は、常呂自治区の日吉公共施設複合化に着工する。日吉地区にある住民センターの日吉会館など4施設機能を集約し、新たに複合施設を建てる。工事は主体、電気、機械、木製建具・家具の4分割で6月上旬に指名競争入札する。工事費は約3億円。2023年度の供用を目指す。
新施設はW造、平屋、延べ399m²の規模で、常呂町日吉219の1にある旧日吉小跡地に建設する。老朽化が進む日吉会館(延べ224m²、1979年建設)、市役所日吉出張所(e延べ104m²、69年建設)、常呂消防団第3分団詰所(延べ115m²、85年建設)の3施設と市が業務受託している日吉簡易郵便局(延べ118m²、64年建設)を集約する。
基本設計によると、日吉出張所と簡易郵便局の執務スペース、日吉会館として使用する集会室や厨房を配置。消防団詰所の消防車庫と研修室、共用のトイレ、給湯室を設け、防災倉庫を置く。
基本・実施設計は、建築をエヌケー建築設計室、設備をそうごうシステムデザインが担当した。
敷地には約40台分の駐車場や防災空き地も整備する考えで、地域の防災拠点としての機能を持たせる。23年度に外構や消防サイレン移設、現施設解体を進める。