架け換えと新設、24年度施工
室蘭市は、知利別3丁目1条橋の詳細設計と知利別緑道1号橋の予備設計を近く公告する。室蘭建管の知利別川改修に伴う受託事業。建管が知利別町内に掘削する新河道に架設する橋で、知利別3丁目1条橋は架け換え、人道橋の知利別緑道1号橋は新設となる。どちらも2024年度に施工する計画だ。
知利別川は1980年の大雨災害で床上、床下浸水が900戸を超す多大な被害が出たため、市が81年度から、2級河川昇格後は建管が91年度から改修を進め、合わせて3100mの河道を拡幅する。市街地区間では遊歩道など親水空間の整備が完了。現在は知利別町の住宅地内で掘削を進める。
市は河道拡幅に伴う受託事業で改修区間内の橋梁整備に取り組む。22年度に楽山1号橋、23年度に隣り合う楽山2号橋の架け換えを予定する。
22年度に詳細設計する知利別3丁目1条橋は、市道知利別町3丁目2条通線に架かる。新橋は予備設計段階で橋長17.6m、幅員7.2m、上部がプレテンションPC単純中空床版桁、下部が逆T式橋台2基とする。23年度に現橋(橋長4.27m、幅員5m)を撤去する。
予備設計に入る知利別緑道1号橋は、知利別町4丁目の住宅地とホームストア新たかさご店を結ぶ。河川の直線化に伴うルート切り替え区間に新設する。23年度に詳細設計に移りたい考えだ。
2橋の整備が完了すると、改修区間内に残る橋梁は知利別4丁目1条橋の1橋のみとなる。同橋は23年度の予備設計、24年度の詳細設計、25年度の施工を予定する。