首位は協成建設工業
後志管内土木3官庁の2021年度業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。前年度より1者少ない138者が4.9%減の322億3039万円を受注。首位は協成建設工業で、11件、19億9181万円を積み上げた。
小樽開建、小樽建管、後志総合局農村発注分を対象に税抜きの落札結果を集計した。共同体は出資比率に応じて配分。20年度末発注のゼロ国債、ゼロ道債、翌債、年度末契約分は全額、多年度債は21年度支払い分をそれぞれ計上した。
協成建設工業は開建の5号仁木町余市川橋下部、建管の泊共和線防災安全B地方道茅沼3号橋下部ほか補正・繰越などを射止めた。
2位は福津組で、開建の5号共和町共和除雪ステーション第一車庫新築など11件、17億5910万円を獲得した。僅差の3位は吉本組。寿都漁港南埠頭建設や石狩湾新港防波堤建設など開建発注工事を中心に、12件、17億5695万円を積み上げた。上位19位までを管内業者が占めた。
機関別の受注額は、開建が1.2%減の207億7538万円、建管が10.1%減の101億2905万円、総合局農村が16.5%減の13億2594万円だった。
地域別で見ると、管内業者は5者多い75者が1.7%増の243億2695万円を獲得。受注額に占めるシェアは75.5%と4.9ポイント拡大した。管外の道内業者は5者少ない46者が8%下回る50億7778万円を受注し、シェアが0.6ポイント縮小の15.7%だった。
道外業者は1者少ない17者。36.4%減の28億2565万円にとどまり、シェアは8.8%で4.3ポイント下降した。