函館市が旧西小解体を8月公告 概算工事費は2.9億円

2022年05月18日 17時00分

校舎を2工区、屋体1工区の3分割で

 函館市は、旧西小の解体を3分割して8月上旬にも一般競争公告し、同下旬に入札する。市が推進する西部地区再整備の一環で、概算工事費の合計は2億9150万円。跡地の一部では道が道営住宅新設の意向を示していて、残る跡地の活用は検討中だ。

旧西小。西部地区の再整備に向けて解体する

 弥生町12の7330m²にある同小は、校舎がRC造、地下1地上3階、延べ3581m²の規模で1970年に完成。屋体はS造、平屋、延べ704mの規模で72年に建設した。このほか、W造、平屋、延べ171m²の渡り廊下などがある。

 児童数減少や施設の老朽化などから2008年度末で廃校し、09年度に弥生小と統合した。その後、活用してはいなかったが、西部地区再整備の柱である既存ストック活性化プロジェクトの展開に向けて解体する。一帯は建ぺい率60%、容積率200%の第1種居住地域となっている。

 解体を早期に完了するため分割して発注。校舎はおよそ半分ずつ2工区に分け、概算工事費は1工区が1億1350万円、2工区が9990万円。屋体は7810万円としている。いずれも工期は7カ月。解体の設計は直営で進めている。

 隣接する弥生町11には18年3月末で廃校となった旧西中がある。校舎(RC造、5階、延べ3759m²、74年完成)、屋体(S造、平屋、延べ680m²、76年完成)などが残る。

 市は民間事業者などによる利活用の意向を探りたい考えで、サウンディング調査などを構想している。


関連キーワード: 学校 渡島 解体

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 川崎建設
  • 北海道水替事業協同組合
  • web企画

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,379)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (1,340)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,319)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,306)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,019)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。