区画整理140haや用排水路整備
空知総合局産業振興部は、暗渠排水と併せて区画整理を進めている経営体西納内地区(深川市)で2023年度以降の残事業費に20億190万円を見込む。残事業量は、農業用用水路の整備で5759m、農業用排水路2865m、区画整理では140.2haとなっている。
暗渠排水の整備などを実施するもので、総事業費は35億1800万円。18年度に着手した。19年度から施工に入り、26年度の事業完了を予定している。
同地区は深川市東部でJR函館本線の北側、吉野川右岸に位置する農地。主に水稲、そば、小麦を生産していて受益面積は266ha、受益戸数は27戸ある。
小区画ほ場が多く作業効率が悪いことから、1.4ha程度にほ場を大区画化。暗渠排水を整備し、高品質米や転作作物の安定生産を目指す。
区画整理の内容は整地、道路、パイプライン化など。用水路は塩ビ管、排水路はコンクリートフリュームで整備する。暗渠は素焼き土管で、疎水材としてビリ砂利を用いる。
残事業費の内訳は、区画整理140.2haに10億626万円、農業用用水路5759mに6億1220万円、農業用排水路2865mに1億680万円。測量試験費に2億1475万円、用地補償費に4213万円、換地費に1976万円を投じる。
22年度は、農業用用水路に1億9020万円を充て、整地などの工事を実施している。