1棟4戸を建設へ
標津町は民間賃貸教職員住宅建設助成事業として、1棟4戸の整備に関する業務を7月にもプロポーザル方式で公告する。民間に設計、建設、管理を委託する町として初の取り組み。8月にも事業者を選定する。民間の活力を取り入れ、よりよい住まい環境を目指す。
2021年3月末時点で町が管理する教職員住宅32棟38戸のうち築40年以上が42%に上り、年平均で700万円以上の補修費がかかっている。
老朽化対策と計画的な維持管理は喫緊の課題となっている。古い職員住宅は部屋数が多く、単身者には広すぎるなど多様なニーズに対応できていないのが現状だ。
町はこれらの課題に柔軟に対応できるよう、賃貸型教職員住宅建設につき、1戸あたり250万円を助成する制度を創設。22年度予算に4戸分の1000万円を計上した。
建設予定地は南1条西4丁目7(敷地面積793m²)の町有地で、無償貸与する。W造モルタル、平屋の2棟4戸(延べ60m²、64m²)があったが、老朽化が進んでいたため21年度に除却した。
計画する1棟4戸は、単身者用を念頭に置いた間取りとなる見込み。23年3月の完成を予定する。