賃貸教員住宅の設計、建設、管理を委託、7月公告 標津町

2022年05月26日 17時05分

1棟4戸を建設へ

 標津町は民間賃貸教職員住宅建設助成事業として、1棟4戸の整備に関する業務を7月にもプロポーザル方式で公告する。民間に設計、建設、管理を委託する町として初の取り組み。8月にも事業者を選定する。民間の活力を取り入れ、よりよい住まい環境を目指す。

 2021年3月末時点で町が管理する教職員住宅32棟38戸のうち築40年以上が42%に上り、年平均で700万円以上の補修費がかかっている。

 老朽化対策と計画的な維持管理は喫緊の課題となっている。古い職員住宅は部屋数が多く、単身者には広すぎるなど多様なニーズに対応できていないのが現状だ。

 町はこれらの課題に柔軟に対応できるよう、賃貸型教職員住宅建設につき、1戸あたり250万円を助成する制度を創設。22年度予算に4戸分の1000万円を計上した。

 建設予定地は南1条西4丁目7(敷地面積793m²)の町有地で、無償貸与する。W造モルタル、平屋の2棟4戸(延べ60m²、64m²)があったが、老朽化が進んでいたため21年度に除却した。

 計画する1棟4戸は、単身者用を念頭に置いた間取りとなる見込み。23年3月の完成を予定する。


関連キーワード: 住宅 根室

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 古垣建設
  • 北海道水替事業協同組合
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (2,971)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,355)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,308)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,252)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (879)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。