デンソーアグリテックソリューションズと下旬にも仮契約
伊達市は1日、公募型プロポーザルで事業者選定を進めた仮称・地域資源活用型農業施設整備の契約候補者をデンソーアグリテックソリューションズ(本社・東京)に決めた。ICTを活用した連棟ハウスの設計、施工を担う。応募が同社のみだったため、優先交渉権者ではなく契約候補者とした。下旬にも仮契約する。
廃校になった旧稀府小の校庭5000m²に、デジタルトランスフォーメーション(DX)やICTを活用した連棟ハウスを新築する。スマート農業の営農モデルを確立し、担い手確保につなげる。提案上限額は税込み3億9897万円。
デンソーアグリテックソリューションズは、デンソー(本社・愛知県刈谷市)と、オランダの施設園芸事業者であるセルトングループが2020年5月に設立。共同開発する次世代施設園芸製品を扱うほか、栽培コンサルティングやアフターサービスなどを提供する。
事業内容は主体、電気、機械、造成、さく井などの設計施工。履行期間は23年3月17日までとなっている。