事業費23億円 鹿追町内で区画整理など
十勝総合局産業振興部は、畑地帯担い手育成型美蔓高台地区の2023年度着工を計画している。総事業費は23億円を見込む。区画整理や排水路整備に取り組み、湿害や豪雨被害を防ぐ。22年度は調査設計を進め、23年度に区画整理から着工。30年度の事業完了を目指す。
同地区は、鹿追町西部に位置し、畑作と酪農が混在。未整備の急勾配があり、大型機械の導入を妨げているため、排水路の切深不足を解消し、近年の長雨や集中豪雨の被害を抑える。受益面積は1336ha、受益戸数は58戸となる。
区画整理1122haは16億3600万円を投じる。整地139ha、暗渠283ha、除れき65haを施し、排水不良を解消する。
排水路1310mは2億5700万円を見込む。設置から50年以上が経過したコンクリート連結ブロックを取り換える。
畑地かんがいは9400万円を試算。末端散水施設としてリールマシンを設置する。早い時期に1年で終える計画だ。
調査設計は3億500万円を充て、22―29年度に進める。区画整理は22―30年度、排水路は24―28年度に取り組む。