函館市は北ふ頭6号線の改良を計画している。整備から50年がたち老朽化。全長239mを対象とする。2022年度は測量と実施設計をし、23―24年度の施工、25年度の供用開始を目指す。

路面の傷みが激しく水たまりも生じやすい北ふ頭6号線
幹線臨港道路湾岸線と函館港北埠頭内を結ぶ路線で、1971年に完成。幅員は車道16.36m、歩道両側2.145mの全幅20.65mとなっている。
北埠頭から幹線臨港道路湾岸線や国道227号など物流上重要な路線へのアクセス道路。埠頭で扱う砂利、石材、セメントなど建設資材を運ぶ大型貨物車両や、北埠頭内にある青函フェリーの利用者など交通量が多く、路面のひび割れをはじめ傷みが進行している。
市は舗装の補修などを施してきたが、水たまりができやすい状態が改善されていない。交通量の多さに耐える頑丈な路盤に変更する必要もあると判断し、抜本的に改良する。
改良後の幅員などは、大型車両が通行する道路の基準を踏まえ、実施設計で決める。工事費も設計を経て算出する。
測量は6月下旬に一般競争公告し、7月に入札する。参加資格は市の測量Aの2社共同体で、概算委託費は1080万円。実施設計は土木関係コンサルを対象に8月に指名し、9月に入札する。委託費には720万円を見積もっている。