工事受注6%減、407億円 管内業者シェア9割超
オホーツク管内土木3官庁(網走開建、網走建管、オホーツク総合局調整課)の2021年度業者別工事受注実績が、本紙集計でまとまった。総額は407億2752万円で前年度を6.3%下回った。西村組が18年度から4年連続で首位に立った。管内業者のシェアは3.6ポイント伸ばし90.7%に達した。
落札額を税抜きで集計し、設計変更分は含まない。20年度のゼロ国債、ゼロ道債、翌債などは全額、多年度債は21年度支払い分をそれぞれ計上。共同体は出資比率で分配した。
受注者数は152者で5者、受注件数は507件で48件それぞれ減少した。
発注機関別では、開建が1.5%減の201億878万円、建管が9.6%減の115億6440万円、総合局調整が11.8%減の90億5433万円だった。
上位28者まで管内業者が占めた。受注額が3億円を超える業者は3者減の42者。うち管内業者は39者で2者減った。
西村組は、サロマ湖漁港ほか1港アイスブーム補修その他など12件、27億90万円を受注した。前年度4位だった早水組は、津別地区活汲工区区画整理など17件、19億1766万円を獲得して2位に上がった。
地域別で見ると、管内業者のみシェアを広げている。105者(1者増)が369億4218万円(2.5%減)を落札した。
管外業者は、道内が33者(6者減)で29億3176万円(27.5%減)、道外が14者(増減なし)で8億5356万円(45.5%減)をそれぞれ積み上げた。シェアは管外道内が7.2%(2.1ポイント減)、道外が2.1%(1.5ポイント減)となった。