札幌市建設局みどりの推進部は10日、2021年度造園工事優秀施工業者を発表した。工事や安全の成績点、出来栄えなどを総合的に判断し、造園A等級5社、B等級1社の計6社が栄誉に輝いた。A等級でマルミプラス、コクサク、雪印種苗、蔵田喜芳園、岩崎造園土木を選定。B、C等級のみを対象とする枠では坂緑化工業を選出した。表彰式は23日午前10時からホテルモントレエーデルホフ札幌で開く。
1982年度創設の表彰。40回目のことしは同部や土木部、各区土木部が発注し、21年度に竣工した工事のうち、250万円以下の少額工事を除く58件から選考した。
2日、高橋秀士みどりの推進部長を委員長に9人で構成する選考委員会で表彰者を決定。A―C等級を対象に工事や安全成績点、工事難易度、出来栄え、植物の活着状況などを総合的に判断した。B、C等級は成績点の高い工事を別枠で選んだ。
マルミプラスは厚別山本公園造成その1で7年連続12回目の栄誉に輝いた。ごみ処理跡地で過重条件が限定されるなど特殊な施工条件への理解力も高く、施工条件の変化に柔軟に対応して完工した。
コクサクは屯田西公園施設改修A―1エリアで7年連続8回目の受賞。複数の関連工事との連絡調整を積極的にするなど、条件変化に適切かつ柔軟に対応し工事を完成させた。
雪印種苗はモエレ沼公園施設改修その1で、全体で最多となる26回目を決めた。品質確保への創意工夫に加え、施設管理者との連絡調整を適切に実施し完了させた。
希望公園再整備を担った蔵田喜芳園は2年連続5回目の受賞。施工時期に制約がある現場だったが、的確で柔軟な工程管理で遅滞なく仕上げた。
岩田造園土木は2年連続13回目の栄誉を伏古たんぽぽ公園ほか1公園再整備で受けた。地元住民からのさまざまな苦情・要望について、監督員への適切な報告・協議のほか、円滑な施工管理に取り組んだ。
B等級の坂緑化工業は富丘ささの子公園施設改修で2回目の受賞。町内会の要望に対して創意工夫するなど積極的に対応し、現場を仕上げた。