函館建管は江差木古内線の視距改良で、2023年度から線形改良を計画している。延長約1kmとし、区間内にある2カ所の急カーブを緩和する。期間は3―5年をみている。
木古内町から上ノ国町つながる同線は片側1車線。木古内町郷土資料館から3kmほど上ノ国方面に進んだ部分の見通しが悪いため、1.5kmを対象に16年度から視距改良に取り組んでいる。併せて路肩含む幅員を現在の6.5mから8.5mに拡幅する。総事業費に9億3000万円を見積もっている。
設計はシビテックが担当。21年度は280mを施工した。
残り1.2kmのうち、約1kmの改良に23年度から入る。曲線半径55mのカーブを同160mに改良するなど、区間内にある2カ所の急カーブを緩やかにする。
道路沿いには旧JR江差線の線路跡地があり、その部分も活用しながら施工する。
22年度は、既に線形改良した部分の植生を進める方針。8月上旬をめどに入札する。