延長2km 新千歳空港アクセス向上へ
伊達市は、453号伊達市大滝区清陵町―三階滝町間の拡幅改良を国に要望している。延長2kmで、区間内には構造物として長流川に架かる橋長32mの長寿橋がある。453号は西胆振地域と札幌圏を最短で結んでいて、新千歳空港からのアクセス向上や生活道路の機能確保の観点から早期整備を求める。
要望しているのは、伊達市大滝区清陵町の276号交差点から長流川に沿って南下し、三階滝町の道道白老大滝線交差点に至る区間。地域の生活や産業を支える路線で、特に札幌圏、新千歳空港から北湯沢温泉など市内主要観光地へのアクセス面で重要な役割を担っている。車道幅員6m、全幅8mの2車線となっている。
2カ所の交差点周辺はどちらも改良済みだが、区間内の大部分は幅員が狭くカーブが連続する。長寿橋は中間部にある幅員8mの鋼橋で、1970年に建設された。
室蘭地方総合開発期成会の2023年度重点開発要望のうち、伊達市と壮瞥町が継続要望している「453号蟠渓道路整備促進と交通安全施設等の整備」に新規事項として追加した。