区画整理114haなどに23億円
空知総合局産業振興部は、経営体暁第1地区(南幌町)の2023年度着工を目指す。区画整理114.3haを実施するもので、総事業費は23億1800万円を見込む。
同地区は南幌町の南西に位置する旧夕張川沿いの平たん地。主に水稲や小麦、豆類、長ネギ、キャベツを生産していて受益面積は114.3ha、受益戸数は9戸ある。
2カ年調査を経て21年度に新規採択地区として着手した。23年度に初弾工を発注し、29年度の事業完了を予定。
区画が平均88aと狭小で施設の老朽化が進んでいることから、ほ場を平均1.72haに大区画化・汎用(はんよう)化するとともに、施設を改修する。
区画整理の内容は、整地、道路、パイプライン化など。用水路は塩ビ管、排水路はコンクリートフリュームで整備する。暗渠は素焼き土管で、疎水材として火山れきを用いる。
23年度以降の残事業費は22億820万円。内訳は、区画整理114.3haに18億8830万円、測量試験費に2億1997万1000円、用地補償費に5320万円、換地費に4672万9000円となっている。
22年度は測量試験費に3500万円を充てている。