石狩川でヒツジの放牧除草 コスト縮減などで試行

2022年06月18日 10時00分

「堤防の草ウメェ~」

思い思いに草を食むヒツジ

 こう見えて僕たち仕事中なんです―。

 石狩川を管理する札幌開建札幌河川事務所は、河川堤防の除草コスト縮減や環境負荷軽減につなげようと、当別町の石狩川右岸でヒツジ20匹による放牧除草を試行中だ。2年目で、うわさを聞き付けた地元住民や観光客の目を楽しませている。

 芝生が法面崩壊や洗掘を防止する一方で、伸びきった芝が堤防の目視点検を阻害することから、通常は機械で刈っている。

 取り組みは除草コスト縮減や刈り取った草の有効活用、環境配慮のために試行。持続可能な循環型社会の実現も期待している。ヒツジは石狩市樽川にある石狩ひつじ牧場から無償で借り受けた。

 放牧しているのは、当別町の337号札幌大橋右岸。11月11日までを予定し、ライブカメラ(国土交通省の川の防災情報)でも見ることができる。


関連キーワード: さっぽろ圏 河川

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • オノデラ
  • web企画
  • 北海道水替事業協同組合

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,372)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,294)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,293)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (1,107)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,043)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。