北見市上下水道局は、端野町下水道管理センターのポンプ場化に伴う下水道管理センター脱水機室改修について、主体と電気、機械の3件に分け、7月の指名と8月の入札を目指している。併せて非常用発電機整備を7月にも指名競争入札する考えだ。
市は北見・端野自治区の下水処理施設統合に向け、端野町下水道管理センターのポンプ場化を進めている。2022年度から2カ年で非常用発電設備整備や、同設備を設置するための下水道管理センター脱水機室改修に取り組む計画だ。
端野町二区604にある端野町下水道管理センターはRC造の2階建てで、管理棟は延べ1128m²の大きさ。1995年に完成した。
非常用発電設備を置くため、ポンプ場化で不要となる脱水機室の設備を全て取り払い、燃料保管庫や防油堤、防火扉、開口部閉鎖などの改修をする。23年6月の完了を見込む。
市は施設更新費用などを減少させ、下水道事業の経営安定化を図るため、端野町下水道管理センターと、北見市浄化センター(春光町6丁目)を統合。これにより将来的に年間4800万円ほど費用を削減できると想定する。
全体計画では、端野自治区の汚水を北見市浄化センターに送るために端野町下水道管理センターをポンプ場として再整備し、汚水圧送管で接続する。統合により浄化センターで端野自治区の汚水を1日最大1336m³受け入れる。供用開始は22年度を予定する。