作業員の負担軽減目指す
北斗市はGPS除排雪運行管理システムの導入を目指している。近年の大雪や作業員の高齢化、減少を背景に、業務効率化や作業員の負担を軽減するのが目的。除雪シーズン前の11月からの運用開始を目指している。
除排雪業者は重機のタコメーターの走行距離を日報に記載し、市役所に直接提出するなどの手間がある。
市が所有する除雪車約100台に電子端末を取り付け、GPS運行管理システムを構築する。
日報の自動作成が可能になり作業員の負担が軽減されるほか、不必要な接触を避けられるため、新型コロナウイルスの感染防止対策にも役立つとみている。
また、除雪ルートなどを記録しデータベースに保存することができるため、過去に除雪に絡む事故が発生した現場を通過する際、オペレーターへ警告音で注意を促すことや、住民から除雪ルートに関する問い合わせがあった場合、データを参照しながら正確で迅速に回答できるなどの効果を期待している。
システム構築料と端末購入費などを含めた事業費は2900万円前後。2定補正で予算化した。8月ごろに入札し、委託者を決定する見込みだ。