当別町が住生活基本計画 駅周辺の利便性向上や若者移住促進

2022年06月21日 18時58分

 当別町は住生活基本計画(2021―30年度)に沿って、若い世代の移住・定住促進やJR当別駅・太美駅周辺の利便性向上、町営住宅再編に取り組む。本町地域は学生生活を支える住環境を整え、西部地域はJRロイズタウン駅開業のにぎわいを資源に人を呼び込む。本町周辺田園地域では農家住宅を活用して田舎暮らしの需要に応じる考えだ。

 重点施策として3つのプロジェクトを掲げた。「町内外の若者等が住み続けたくなる当別町プロジェクト」は、子育て世帯向け公共賃貸住宅の建設や戸建て分譲促進、住宅取得支援を検討し、子育て世帯や学生など若い世代の定住・移住を推進する。

 「駅周辺で魅力ある当別町暮らしプロジェクト」は、本町地域の当別駅、西部地域の太美駅周辺をまちの拠点として都市機能を誘導。ロイズタウン駅周辺には若い世代の居住を呼び掛け、各駅を中心に住環境の向上を図る。

 建て替えや住み替えを図る「住まいの安定を支える町営住宅の再編プロジェクト」では、本町地域の新団地整備や春日団地の長寿命化に加え、世帯規模と住戸規模のミスマッチ解消に取り組む。

 地域別で見ると、当別駅周辺の本町地域は、老朽化した学生など若年向け民間賃貸住宅の改修費補助制度の検討、学生寮やコミュニティースペースづくりを促進して生活環境の充実を目指す。

 西部地域は、ロイズタウン駅開業によるにぎわいを生かし、子育て世帯の移住・定住を促すほか、スウェーデンヒルズや高齢者施設と連携した生涯活躍のまちづくりの実現、住宅地での地中熱活用方策検討を盛り込んだ。
 本町周辺田園地域では、新規就農者と農家住宅のマッチングシステム構築を検討するほか、空いている農家住宅を活用。離農者に対しては円滑な住み替え支援を検討する。


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