都市土木でニッチ建機に脚光 狭小現場などで活躍

2022年06月27日 08時00分

ボルボ製ホイール式ショベル 米国製の衝突緩衝装置も

 北海道新幹線札幌延伸や中心市街地の再開発で、より高度な都市土木の作業性と安全性が求められ、市場ニーズに合わせたニッチ建機が脚光を浴びる。カツウラ建機(本社・札幌)は狭小現場に有効なボルボ製ホイール式油圧ショベルを取り扱い、一二三北路(同)が施工する札幌市内の現場で使われている。ニシオレントオール北海道(本社・大阪)は米国製の衝突緩衝装置「スコーピオン」を用意し、北海道技建(同・小樽)が道央圏の区画線設置で採用する。

 カツウラ建機は、道内正規代理店としてボルボのコンマ25級ホイール式油圧ショベル1台を扱う。今後はコンマ45級1台のほか、除雪用にホイールローダー1・3m³2台と2m³1台を導入予定で、「消耗部品の在庫を含めたメンテナンス力を充実させ、サービス体制を強化したい」(吉田栄作営業部長)という。

狭い歩道幅ながら力強くスムーズに作業する
ボルボ製ホイール式油圧ショベル

 最近は、一二三北路がJR札幌駅東側で施工する下水道新設で使われている。現場は高架下の狭小空間もあり、重機回送費などコスト面のほか、力強い作業性能を保ちながらトラックへの積載をスムーズにこなす機動力のある建機を探していた。そんな中、クローラー式より迅速に動くホイール式油圧ショベルに白羽の矢が立った。

 現場代理人の片桐幸範主任は「北海道新幹線札幌駅に先駆けたプロジェクトで、埋設物のインフラ整備のため完成時には見えなくなるが、縁の下の力持ちという思いで仕事に臨みたい」と意気込みを話す。

 北海道技建は、道央圏の道路区画線設置で米国TrafFix Devices社の衝突事故防止用緩衝装置「スコーピオン」を採用する。トラック後部に取り付けて使う移送可能な車一体型。緩やかな円を描いたアルミチューブフレームとハニカム構造のエネルギー吸収クッションで、万が一の車の突っ込み事故から作業者やドライバーを守る。

ニシオレントオール北海道のスコーピオン

 22日夜、国道274号の工事で緩衝システムがコンパクトでトラックの後退や旋回がしやすいスコーピオンⅡメトロスリムを導入。広く点在する現場箇所に対してトラックから保安用品を降ろしたり、積むなどの手間がなく、スムーズに移動しながら作業をこなす。奥山晃啓技術部係長は「安心して移動でき、使いやすい」と話した。


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