網走市は新庁舎建設について、第2回定例市議会での建設費承認を受け、月内に指名委員会を開いて入札方式を決定する方針だ。一般競争入札も視野に入れて検討する。
基本構想時から注力してきた地元業者を中心として施工する姿勢は貫く。品質と競争性の確保を念頭に、入札方式や共同体の活用などを検討・決定し、工区分けも決める。各工種で複数に分割する案が上がる。
23日に閉会した第2回定例会で、入札を控える本体工事や外構の補正予算が可決された。3カ年の継続費として監理費を含めて総額52億2800万円を設定。8月中旬の入札、9―10月の本契約と着工を目指す。
建築工事費は48億6600万円。延べ床面積の見直しなどコスト削減を図ったが資材高騰が響き、基本設計時から9億6210万円、実施設計時から8100万円の増額となった。
建設地は、金市館ビル跡地周辺の南5条東1丁目10。規模はRC一部PC造、5階、延べ6444m²となる。基本・実施設計をNTTファシリティーズが担当した。