深川市東部で区画整理など 総事業費28億円
空知総合局産業振興部は、2023年度に中山間地域型東納内2地区(深川市)の初弾工を発注する方針だ。区画整理や用排水路などの整備に取り組むもので、総事業費は28億円。30年度の事業完了を見込む。
同地区は22年度に新規採択された。深川市東部の石狩川沿いに広がる段丘地が対象。水稲や小麦、カボチャ、メロンを生産していて受益面積は129.2ha、受益戸数は15戸ある。
区画整理により1.6ha程度への大区画化、暗渠排水・排水路整備による排水改良で生産効率を高める。区画整理の内容は、整地、暗渠排水、用排水路、道路。暗渠は素焼き土管、疎水材にはビリ砂利を使用する。
22年度は、測量試験費に7750万円、換地費に650万円を充てている。
23年度以降残事業費として27億1600万円を見込む。内訳は、用水路4195mに4億3400万円、排水路2560mに1億3700万円、区画整理113haに16億4000万円、測量試験費4億6150万円、用地補償費1200万円、換地費3150万円となっている。