区画整理など35億円
上川総合局産業振興部は、比布町の中山間地域型比布旭北地区について2024年度の事業化を目指している。区画整理191haを計画しており、総事業費は35億円を試算。採択後は調査設計に取り組み、25年度以降の着工を見込む。事業期間は32年度までを想定している。
同地区は、比布町の南東部に位置する水田地帯。水稲を主体とし、転作作物のソバや小麦、牧草を作付けしている。
手狭なほ場を大区画化し、営農の効率化を図る。新規で22年度から2カ年の調査計画地区に認められている。
全体では区画整理191haを計画し、整地と暗渠はそれぞれ191ha。暗渠は60―150mmの合成樹脂管を採用し、疎水材にはビリ砂利を見込む。
総事業費の内訳は、現段階では区画整理に31億1000万円、測量設計費に3億5000万円、用地補償費に1000万円、換地費に3000万円を試算している