23年度要望に5億円 人工芝12面新設
室蘭市は、社会資本整備総合交付金を活用した2023年度公園整備の1次要望に5億5000万円を挙げている。うち5億3900万円を入江運動公園テニスコート整備に充てる。市内に点在するテニスコートを再編・集約し、4月に開館した栗林商会アリーナの東側にナイター照明を備えた人工芝の12面を新設する計画。単年度で施工する。
18年度に策定した市スポーツ施設ストック適正化計画で高砂テニスコート、祝津公園テニスコート、山麓総合公園多目的コートの3施設を入江運動公園内に再編・集約することを決めた。コートの面数が確保されるため大きな大会の誘致が可能となるほか、ナイター照明設置による開設時間の延長も検討する。
敷地面積は1万1000m²。現在は天然芝のサッカーコートとして使われているが、23年度供用へ整備を進めている祝津公園サッカー場完成後、同年度内にサッカーコートを廃止し、テニスコートを新設する。実施設計は5月13日に入札し、シン技術コンサルが落札した。
このほか、公園施設長寿命化計画の改定や都市公園の利用実態調査を予定する。調査はカメラを設置して利用の現況を把握する取り組みで、施設の再編に役立てるのが目的。21年度に中島公園などで実施した。23年度は別地区を予定している。