不動産投資を手掛ける香港のテラフォームキャピタルは、倶知安町内にホテルとコンドミニアムの開発を計画している。ホテルはパートナーシップを結ぶバンヤンツリーグループの「カッシーア」ブランドとする。2025年の開業を目指す。
バンヤンツリーグループが公表した方針によると、建設予定地は、ニセコリゾートの中心地であるひらふ地区。ホテルは50室で、コンドミニアムは113室とする。カッシーアは同グループが有するホテルブランドの一つで、タイのプーケットを含む2カ所で展開している。
同グループはシンガポールに拠点を置き、アジアや中東でリゾート開発を手掛ける。国内では、京都で17日にホテルを開業。日本政府が新型コロナウイルス感染拡大に伴う入国規制を緩和する中、ニセコや箱根での開発計画を発表した。
日本法人のバンヤンツリージャパン(東京都港区芝大門2丁目2の1、椎名祥子取締役)の担当者は、着工時期や施設規模に関し、「現時点では回答を控える」としている。