23年度着工を計画 区画整理172haや整地45haなど
上川総合局産業振興部は、2022年度に新規採択となった畑地帯総合整備中山間地域型西達布地区(富良野市)について、23年度に着工する計画だ。調査設計は22年度から25年度までを予定し、工事と並行して進めていく。総事業費は12億円を試算した。28年度の事業完了を目指す。
富良野市と南富良野町との境界に広がる同地区は、小麦やテンサイ、タマネギやカボチャなどの営農を展開している。傾斜が8度以上の場所があるため、生産性や安全性を高めるために、3度未満を目標に農地の勾配を緩やかにしていく。
全体では区画整理172haを計画。このうち整地が45.5haで暗渠が116ha、除れきが25.2haとなっている。
畑地かんがい施設は、老朽化した散水機の更新や用水路の補修を予定している。
同地区の受益面積は296haで、受益戸数は40戸となっている。