途上国の子ども支援 松本組が「古着deワクチン」活動

2022年07月05日 08時00分

社員が参加提案

 古作業着で命を救う―。松本組(本社・函館)は「古着deワクチン」活動に参加し、同社などで以前使っていた作業着の寄贈により、途上国の子どもたちにポリオワクチンを贈る。

送る作業着を持つ大越社長(中央)

 古着deワクチンは、日本リユースシステム(本社・東京)などが共同企画する活動。寄贈したい服を持つ希望者が3300円(税込み)で衣類を詰める袋を購入。衣類を詰めて指定の住所に発送し、国内で仕分けた後、発展途上国に送る。

 1袋購入につき5人分のポリオワクチンが世界の子どもたちに届く仕組みだ。

 松本組は2020年11月にシンオシマと合併し、作業着のデザインを一新。着なくなった作業着が大量に出たため、営業部の社員が同事業への参加を提案し、社として取り組むことを決めた。

 90人ほどの社員から集まった作業着は上着とズボンを合わせ約300着。未使用のものもあった。

 本社と札幌支店で合わせて5袋を早ければ今月上旬にも発送。25人分のポリオワクチン寄付につながる。

 大越雄司社長は「社として取り組むSDGsの活動に合致するし、こうした提案が社員から出てきたこともうれしい」と話している。(函館)


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